GREETING理事長挨拶

府中青年会議所 理事長よりご挨拶

平素は一般社団法人府中青年会議所に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2020年は、コロナ禍により生命が脅かされ、経済に大きな打撃をもたらすなど人々の生活に甚大な被害を与え、青年会議所の運動自体も制限されるなど、とても厳しい1年となりました。

 

本年度もこの状況は続くと予想されますが、人口減少や少子高齢化などの問題、グローバル化や情報化社会への適応など私たちが早急に取り組まなくてはならない課題は多くあります。しかし、コロナ禍だからといってこれらの問題が止まることはありません。逆に刻々と深刻化しています。

 

だからこそ、コロナ禍でも前に進んでいける方法を考え行動を起こさなくてはなりません。
それが私たち青年会議所に与えられた使命であると思います。

 

青年会議所は20歳~40歳までという年齢制限を設けた団体であり、若さを活かした果敢な行動力、実行力こそが最大の特性でございます。
また、組織力と長年築き上げてきた幅広いネットワークもございます。
それらの特性を最大限に活かし、まちやまちに住む人々に元気をあたえられるよう、私たちが率先して前を向き、進んでいくことが重要であると考えます。

 

本年度はスローガンを「前進」と掲げ「明るい豊かな社会」の実現のため、会員一丸となり英知と勇気と情熱をもって邁進して参りますので、引き続き皆様の変わらぬご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

一般社団法人府中青年会議所
理事長  福田 竜也

理事長所信

前進
~ 感謝を胸に一歩づつ確実に ~

はじめに

 平和な世の中に生まれた私たち世代の多くは、衣食住の充実した何不自由のない生活を当たり前のように送ることができているかと思います。

 

しかし、今の生活を送ることができているのは、日本の未来を想い、戦後の復興に必死に取り組んでくださった先人たちの不屈の精神と努力、そして、高度経済成長期を支えてくださった先人たちの知恵と熱意によって築き上げられた世の中であることは言うまでもありません。

 

近年では交通インフラが整い、IT化が進み、ますます便利な世の中になる一方で、ここ数年、地震、台風、豪雨といった自然災害の多発、また新型ウイルスが世界中で猛威を奮うなど生命に危険を脅かし、経済に大きな打撃をもたらすなど人々の生活に甚大な被害を与えています。00

 

また、少子高齢化や人口減少などの問題は喫緊の課題として私たちのまちに暗い影を落としています。

今、このような混沌とした世の中で青年会議所に必要とされていることは何なのでしょうか。

 

1962年に設立された府中青年会議所は今年で59年目を迎えることになります。

現在までまちに必要とされ歩んでこられたのは、社会構造や国際情勢が変わっていく中で柔軟な発想力で変化に対応し、いかなる困難な時でも「明るい豊かな社会」の実現に向け歩みを止めずに進んできた諸先輩方が未来のまちや人々のことを想い、実現させる為の行動力、実行力によって築き上げられてきた結果であると感じております。

 

今、私たちに必要とされていることは未来のまちや人々を想う気持ち、私たち青年だからこそ成し得る行動力と実行力ではないでしょうか。

 

皆で力を合わせこの困難を共に乗り越えましょう。

まちや人々の未来を想い、次の世代に希望を繋げていきましょう。

 

青年会議所運動を止めることなく、平和な世の中を築いてきた先人たちに、私たちを必要として頂けるまちや人々に、そして、府中青年会議所の歴史を築いてきた諸先輩方に感謝の気持ちをもって一歩ずつ確実に前進して参ります。

経験を活かし組織全体で進める会員拡大

 会員拡大は私たちが持続的に運動を展開していく上で最重要課題となります。

会員数は組織力であり会員数の増加は組織力の向上に繋がります。まちに大きな影響を与えるためには、多くの同志を増やし、組織力を向上させる必要があります。

 

ここ数年、府中青年会議所は会員の増加に成功しています。しかし、現状に満足せず拡大運動を継続し続けなければ、すぐに会員減少に転じる危険があります。

まずは、会員拡大を行う意義と重要性を全会員が認識し、拡大運動を展開していく必要があります。

また、これまでの経験や手法を存分に取り入れ、状況に応じて試行錯誤を凝らしながら会員拡大を進めていかなければなりません。

 

そして、何より一番重要なのは自覚をもった一人ひとりの行動力です。全会員が一丸となり行動を起こせば拡大運動をより広く展開することができるでしょう。一人でも多くの志を同じくする会員を見出すべく、これまでの経験を活かし、組織全体で会員拡大を全力で進めて参りましょう。

まちの未来を創る国際交流

 グローバル社会により、近年は人・物・金といった三大要素が国や地域を超えて自由に行き来するようになりました。

また、ICTが発展したことから、インターネットを活用した情報交換ではほとんどコストをかけずに、国や地域をまたぐことに成功しています。

このように「国際関係の変化」「技術の進歩」により社会のグローバル化が日に日に進んでいる状況の中、私たちのまちでも多くの人や企業が迅速にグローバル社会に適応し活躍されています。

 

しかし、今後、ますます進んでいくグローバル社会において、より多くの人や企業がグローバル意識をもつ必要があるのではないでしょうか。

その為には国際交流の場を創出し、国外の国々について知る機会を提供していくことが重要であると考えます。その中で国際感覚を養い、幅広い視野を持つことにより、人や企業が成長する。それが伝播しまちの活性化にも繋がっていく、そのような未来を創造していきましょう。

リーダーとしての成長

 青年会議所はよく最後の学び舎と言われます。

「奉仕、修練、友情」の3信条のもと運動を展開している青年会議所は「修練」があるからこそ長きにわたり地域に必要とされ、持続的に運動を展開してこられたのではないでしょうか。

これまで諸先輩方は目標を定め、責任を担い、積み重ねてきた運動により信頼を得てきました。

その実績により、現在も私たちは地域のリーダーとしての役割を担い運動を展開できています。

また、卒業後も多くの諸先輩方は会社、そして地域を牽引するリーダーとしてご活躍されています。

経営学者として有名なピーター・ドラッカーは、リーダーシップについて「仕事、責任、信頼」という言葉を定義づけています。

 

リーダーシップとは持って生まれたスキルではありません。

私たち自らの力で身に着ける必要があるのではないでしょうか。

会員の成長が会社を発展させ、会社の発展がまちを豊かにする。そんな循環が生まれるよう、会社や地域を牽引できるリーダーとしての力を身につけるため「修練」の機会を一人ひとりに提供して参ります。

「見える化」により一丸となれる組織運営

 組織編制された青年会議所では通常、委員会単位で目的に向け運動を展開していきますが、全体の活動が見えにくい一面があります。

よって、私たちは月に一度、全会員が集まり意識統一を図る例会という場を設けています。

しかし、どれだけの会員に意識統一ができているでしょうか。

意識統一には情報共有を行い、共通の目的意識の醸成が必要です。

全会員が目的を把握し、運動をより明確に示していくことで、会全体の機運を高めることに繋がります。

 

まず、例会では気持ちを引き締め、一人ひとりが自覚をもてる、そのような凛とした場で情報共有を図ることが必要となります。

また、広報でも興味、関心をもってもらえ、よりスピード感をもった情報発信を行うことで会員の意識統一を図るとともに、青年会議所活動の認知度アップを狙い、事業の効果向上へと繋げていきます。

例会と広報の両輪により、内外への「見える化」を徹底し、会員の意識統一を図り、会全体の機運を高めていけるよう組織運営を行って参ります。

子どもたちの明るい未来のために

 平成から令和へと時代は変わり、ますます世の中は便利になり、私たちはテレビ、パソコン、スマートフォンなどから簡単に情報を入手することができるようになりました。

私たちが普段入手している情報の大半は、ソーシャルメディア、マスメディアを通じてだと思います。

 

しかし、全て本当に正しい情報なのでしょうか。勿論、大半は正しい情報であると願いますが、中には正しくない情報も少なくありません。

特にSNSの利用に関しては、正しくない情報を元に誹謗中傷を繰り返し、人の命まで奪ってしまうという、あってはならない事態にまで発展しています。

 

本質を知りもせずメディアから入手した情報だけで判断するのはとても危険なことです。

特に今の子どもたちは当たり前のようにパソコンやスマートフォンが近くにあり、今後、ますますあらゆる情報が入手しやすくなっていきます。

そのような世の中において子どもたちには必ず本質を見抜く力を養うことが必要になってきます。

 

自分自身で見ることや聞くことにより本質が見えてくるのではないでしょうか。

昔のように自分から情報を入手する時代ではなく、簡単に情報を入手できる時代だからこそ、自分で見て聞いて判断することの大切さを知らなければなりません。

それを教えるのは私たち大人の役割です。子どもたちの未来が、真に便利で明るい豊かな世の中になるよう、青少年育成事業を構築して参りましょう。

郷土愛を育むまちづくり

 日本の人口が減少していることは社会の共通認識だと思いますが、人口減少のペースは今後、ますます加速して進んでいくことが予想されています。

その中でも特に地方の人口減少は深刻であり、全国的に出生率が低いことに加え、故郷を離れる若者が多いのが現状です。

 

憧れや、夢を追って故郷を離れる若者、また、勉学に励むため、故郷を離れそのまま定住する若者も少なくありません。

逆に首都圏では東京一極集中により人口が増加しているのが現状です。

都市機能が充実していて、明るく活気がある豊かなまちという印象があります。しかしそれなりのリスクがあるのも事実です。

 

昨今の自然災害や、未知のウイルスは人口密集地や都市機能が麻痺した場合に生命、経済へ深刻な打撃をもたらします。

府中市は都市機能が充実しているとは言えませんが、首都圏のようなリスクは少ないと言えます。

また、自然豊かで、歴史があり、多くの素晴らしい企業が存在する。

このようなまちで夢や希望をもって生活されている人も多くいます。

また、ICTの発展により国内外問わずどこにいても、誰とでも繋がることが可能となり、コロナ禍ではテレワーク化が進むなど、必ずしも都会に出ることが必要という時代ではなくなってくるのではないでしょうか。

 

故郷でも夢を見つけること、故郷にいながらでも夢を叶えることが可能な時代だと思います。

そんな今だからこそ故郷の魅力を若者に伝え、郷土愛を育むことで若者が活躍する活気あるまちづくりを目指しましょう。

地域に愛されるまつりとして

 人口減少や少子高齢化などの課題を起因として消滅可能性都市のひとつに挙げられた府中市において、備後国府まつりは人口減少を感じさせないくらい、毎年多くの人で賑わい、元気をもらえる、なくてはならないまつりであります。

 

しかし、そのまつりが昨年はコロナ禍の影響で開催することができませんでした。

全国各地で様々なまつりやイベントが中止になる中、仕方のない決断とはいえ、備後国府まつりが開催できないというのは府中市、そして市民にとっても非常に残念なニュースであったと思います。

 

私は備後国府まつりを市民にとって唯一無二のまつりであり、故郷を離れた人たちが帰ってきたいと思える、皆に愛されるまつりであってほしいと願います。

 

そこで2021年は備後国府まつりを復興のまつりにしたいと考えます。

今の段階でまだ、コロナ禍を克服できているかは分かりません。

ですが、まつりを復興の象徴として開催し、市民に元気を与えることで、活気あふれる府中市を取り戻す一歩になるのではないでしょうか。

 

それがまつりに託された本来の役割であると考えます。

市民が元気になり、まちに活気があふれるような、皆に愛されるまつりを開催できるよう、全会員一丸となり運動を展開していきましょう。

最後に

 私はいかなる時代においても青年会議所の運動は必要不可欠であると信じて活動しています。誰かがやってくれるではなく私たちがやらなければなりません。

今できることを先送りにするのではなく、後悔する前に行動しなければなりません。

会員一人ひとりが責任、自覚、行動力をもち、感謝を胸に前進して参りましょう。