GREETING理事長挨拶

府中青年会議所 理事長よりご挨拶

 平素は一般社団法人府中青年会議所に格別なご高配を賜り、誠にありがとうございます。

 昨年、府中青年会議所は皆様の日頃からのご理解と温かいご支援をもちまして、創立60周年記念式典を行うことができました。これもひとえに多くの先輩方と地域のステークホルダーの皆様のご理解とご協力の賜物であると感謝しています。

 本年は新たな時代に向けて、輝く個性が調和する、持続可能な地域を創るために、50名弱のリーダーとともに活動をしてまいります。

 2023年、私たちが生きている世界が直面したのは、旧知でありながらも全く新たなリスクが到来しているということです。私たちも肌身に感じるインフレ、生活費危機、大規模な社会不安、核戦争の脅威など、私たち現世代のリーダーたちにとっては、ほぼ未経験の「旧来の」リスクが再来していると言えます。様々なポリクライシスが増幅しており、2020年代は特異で不透明かつ激動の時代になると考えられています。

 そのような未曾有であり激動の時代においても、人は誰もが幸せになりたい、不幸せを望んでいる人なんかこの世の中に1人もいないと私は信じています。そうだとするならば、自らが幸せになるために、メンバーや家族、社員をどのように幸せにしていくのか、そこに生きがい見出し、自分づくりに励んでいきたいと思います。人のため、社会のため、そして世界に向けて、明るい豊かな社会の実現という共通の目的を持ち、多くの人と出会い、多くの経験をして、自分の器を大きくしていく、府中青年会議所はそのような組織であり続けたいと強く願います。

 2020年に改定された新しいJ C宣言は、誰もが生きたいように生きることができる社会、誰もが住み暮らし続けたいと思う多様で持続可能な活力に満ち溢れたまちの創造を求めています。私たちは、社会をより良く変える運動を起こし、その仕組みを創造する必要があり、そのためには、青年会議所だけで運動を起こすのではなく、行政、他団体、企業や市民と連携・協働し、地域にインパクトを与え、地域から真に求められている運動を展開していく必要があります。

 62年という長きにわたって引き継がれてきた先輩諸氏に感謝し、より良い未来に向けての気概と覚悟を持ち、一度しかない人生、確かなものを目指して邁進してまいります。

 

 本年も引き続き、皆様のご理解とお力添えを頂けますよう、何卒宜しくお願い致します。

 

 

一般社団法人 府中青年会議所
理事長 小川 貴広

理事長所信

YOLO
~You only live once~
確かなものを目指して

はじめに

 自分はどこの誰で、なぜここにいるのだろうか。

 私は1986年1月14日、小川家の次男として産まれました。父も青年会議所の先輩で現在も仕事に精を出し、多くの社員と共に私の青年会議所活動を支えてくれています。私の祖父は亡くなっていますが、一つの信念を掛け軸にて見たことがあります。そこには『利他の精神』と刻まれていました、当時の私は地元を離れ東京に住み、その言葉の意味もわからない、いやむしろわかろうとしないどちらかというと自分本位な生活をしていたと思います。今思うと、あの時記憶に残った一場面となりますが、この言葉にずっと引っかかっていたのかなと思います。
 数年が経ち2018年府中青年会議所に入会した私は、多くの先輩や後輩に逢わせていただき、それだけでもすごく幸せなことですが、今この時代に明るい豊かな社会の実現を目指して活動をさせていただくそんな同志たちに巡り逢えたことに何よりも感謝しています。

 人は誰もが幸せになりたい、不幸せを望んでいる人なんかこの世の中に1人もいないと私は信じています。そうだとするならば、自らが幸せになるために、メンバーや家族、社員をどのように幸せにしていくのか、そこに生きがい見出し、自分づくりに励んでいきたいと思います。人のため、社会のため、そして世界に向けて、明るい豊かな社会の実現という共通の目的を持ち、多くの人と出会い、多くの経験をして、自分の器を大きくしていく、府中青年会議所はそのような組織であり続けたいと強く願います。

 2020年に改定された新しいJ C宣言は、誰もが生きたいように生きることができる社会、誰もが住み暮らし続けたいと思う多様で持続可能な活力に満ち溢れたまちの創造を求めています。私たちは、社会をより良く変える運動を興し、その仕組みを創造する必要があり、そのためには、青年会議所だけで運動を興すのではなく、行政、他団体、企業や市民と連携・協働し、地域にインパクトを与え、地域から真に求められている運動を展開していく必要があります。

 62年という長きにわたって引き継がれてきた先輩諸氏に感謝し、より良い未来に向けての気概と覚悟を持ち、一度しかない人生、確かなものを目指して邁進してまいります。

基本方針

・青年経済人として、品質、品格を高めて、世のため、人のため、社会のために役立とう。

・組織の社会的責任を果たして、地域に感動してもらえるよう成長しよう。

・感謝と謙虚と学ぶ心を持って、人間力を向上させよう。

青年会議所の機会(opportunity)

 青年会議所には、主に「ひとづくり」、「まちづくり」を両輪に、「4つの機会」があります。人とまちは、両輪であり常に回し続けなければ、持続的なまちの発展はありません。青年会議所は唯一両輪を回すことのできる青年団体であります。

 青年会議所の「4つの機会」は、全世界共通に、「個人成長の機会」、「地域貢献の機会」、「ビジネスの機会」、「国際交流の機会」があります。誰にも平等にある機会、しかし自ら能動的にこの機会を掴みに行かないと掴めません。せっかく入会し、志を立てている以上、より多くの機会を掴みに行くことが大事であり、40歳までの限られた時間の中で、J C活動をやる目的を定め、実際に経験しないと得られない素晴らしい体験をすることで、世の中に貢献できる人、組織へと成長することができます。

持続可能な地域社会(明るい豊かな社会)

 「持続可能」とは、地域の人口や財政、環境を持続可能なものとするに留まらず、そこに住まう全ての人々が笑顔で生きがいを持ち、自ら挑戦し続けることができる社会を意味します。

 「社会の課題」とは、地域固有の課題だけではなく、経済の再生や少子化、高齢化といった国家的な課題、あるいは気候変動や人権問題といった国際的な課題を含み、取り組むべき様々な課題を包括しています。私たちは、多面的な「社会課題」を解決する運動を起こし、そして、私たちが持つ組織のネットワークによって全国、あるいは世界的な運動へと拡大させ、より良い社会を創り出すことを未来世代に向けて、継続していかなければなりません。

 私たちの生きている時代に、希望を持ち、我々にしかできないという気概を持ち、この地域をそして未来を、輝く個性が調和する、持続可能な地域にともに創造して参りましょう。

リーダーシップの開発と成長(leadership development)

 私たちが運動を継続するためには、青年会議所の理念や運動に共感を抱き、私たちとともに運動を興せる仲間を増やし続けることが必要です。

 開発とは、メンバーのリーダーシップ能力を引き出すことです。そして、成長とはその能力をさらに伸ばしていくことです。
 「リーダーシップ」とは、目的思考と行動力を兼ね備え、周囲の人々へ影響力を発揮することです。これらの能力の開発と成長の機会を提供または、得ることによって、青年が社会により良い変化をもたらことができます。そして、メンバーが府中青年会議所に入会していることを誇りに感じることができ、なぜ自分が青年会議所にコミットしているのか、やりがいを醸成し、周りにより良い影響力を発揮することが、地域により良い変化を与えることに直結すると考えます。

より良い変化(positive change)

 総務省の発表によると、2023年1月1日時点で、日本人の総人口は、前年比80万人減の1億2242万3038人、一方で外国人は増加中で、2022年以降毎年16万人が増加する前提とされています。外国人比率は現在2.4 %となっていますが、約50年後には12.4%まで上昇する推計となっています。つまり50人に1人から10人に1人まで高まるとのことで、日本社会にとっては劇的な変化の最中といえます。仮に現実となる場合、日本社会で受け入れていくための環境整備、教育の問題など、さまざまな課題も生むことになると思います。他方で、経済的には大きなプラスを生むことも考えられます、外国人と共生できる社会を目指して、顕在化するさまざまな課題に仮説をたて、我々青年会議所がグローバルネットワークを活用して、地域により良い変化を起こすために運動をおこなっていく必要があります。

まつり

 府中市を代表するまつりは、過去から名称や形を変えながら実施され続け、本年度で61年を迎える地域の伝統行事です。昨年度は、2020年度から4年ぶりに制限のないフルスペックで開催され、府中市民だけでなく近隣地域の多くの方々にも来場して頂きました。地域を明るくしてきた伝統を引き継ぎながら、市政70年の節目の年を迎えるまつりの灯火を、そして府中の市民の魅力とおもてなしを、今以上に感じてもらえるまつりを目指していきます。

さいごに

 青年会議所は未来を語る組織でなければならない、脈々と先輩たちから受け継がれてきた組織を地域での信頼を、未来世代に託すために、それぞれがそれぞれを代表して青年会議所に入会して活動をしているその自負を持ち、一度しかない人生、確かなものを目指して胸はってやろうぜ。