平素は一般社団法人府中青年会議所に格別なご高配を賜り、誠にありがとうございます。
一般社団法人 府中青年会議所は、本年創立63年目を迎えます。
これもひとえに、長年にわたり活動を支えてくださった先輩諸氏の皆様、そして地域の皆様の温かなご理解とご支援の賜物であり、深く感謝申し上げます。
2026年度、私たちは
「We are not alone ~がむしゃらに、一歩先の『明日』へ~」
をスローガンに掲げ、活動を展開してまいります。
人口減少や高齢化、社会構造の変化など、地域を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。しかしその一方で、府中には長い歴史の中で育まれてきた文化、人と人とのあたたかなつながり、そして誇るべき地域の魅力が確かに息づいています。
私たちが目指す未来は、ただ便利で発展するまちではありません。
そこに暮らす人が誇りを持ち、訪れる人が「また来たい」と思える、あたたかさとつながりのあるまちです。
青年会議所は、単なる活動団体ではなく、人が育ち、想いが重なり、行動へと変わっていく組織です。
仲間と共に悩み、考え、がむしゃらに挑戦するその積み重ねこそが、地域の未来をつくる力になると信じています。
本年度は、地域の魅力を形にする運動、人が育つ組織づくり、想いが通う交流、そして備後国府まつりをはじめとした地域に根差した事業を通じて、「一歩先の明日」へとつながる運動を展開してまいります。
すべての挑戦は、ひとりでは成し得ません。
We are not alone。
人とのつながりを力に変え、仲間とともに前へ進んでまいります。
本年も変わらぬご理解とご指導、ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人 府中青年会議所
理事長 松本 拓也
私は1988年、昭和最後の年に生まれました。
家業である美容室は、広島県府中町で約1 世紀にわたり、曾祖母の代から変わらぬ場所
で営まれてきました。ここまで続けてこられたのは、このまち、そしてお客様の温かな
支えがあったからこそだと感じています。
高校卒業後、一度地元を離れた私ですが、年月が経つ中で、「家業を守りたい」「地元
の皆さんのために働きたい」という想いが強くなり、再びこの府中の地に戻る決意をし
ました。
このまちには、長く続く暮らしと、人と人とのあたたかなつながりがあります。私は、
そんな府中が本当に大好きです。
理事長として掲げるスローガン「We are not alone 〜がむしゃらに、一歩先の『明
日』へ〜」には、“人はひとりではない”という信念と、仲間とともに前へ進む強い意
志を込めました。
すべての出会いは、きっと偶然ではなく、どこかで意味のある必然。がむしゃらに進む
中で、すぐに答えが見つからないこともあるかもしれません。それでも、一歩一歩を大
切に重ねながら、「今日もありがとう」と心から言える毎日を、仲間たちと創っていき
たい。
この一年、私は理事長として、まっすぐに、皆さんとともに歩みを進めてまいります。
【府中の課題と未来への展望】
現在、府中市は人口減少・高齢化・財政のひっ迫など、全国の多くの地域と同じような
課題に直面しています。しかしこのまちには、豊かな自然、積み重ねてきた文化、そし
て人の温かさという確かな魅力があります。
私たちが目指す「明日」は、ただ便利で発展するまちではありません。そこに暮らす人
が誇りを持ち、訪れる人が「また来たい」と思える、あたたかさとつながりのある府中
です。
府中青年会議所は、「心」と「情熱ある行動力」を原点に、仲間と共に地域と向き合い、未来への一歩を積み
重ねていきます。
府中には、長い歴史の中で育まれてきた文化や自然はもちろん、そこに暮らす人々の営
みや空気感など、多彩で奥深い魅力が息づいています。こうした地域資源を丁寧に掘り
起こし、共に感じられる形にすることで、その価値はさらに広がっていきます。
また、近隣市町との連携を通じてエリア全体の魅力を高め、観光をきっかけとした人の
流れと地域経済の活性化を図ります。
「また来たい」「誰かを連れてきたい」と思える体験を重ねることで、府中のファンを
増やし、まちの未来へと続くつながりを育んでいきます。
私たちの組織力の源は、何よりも“人”にあります。だからこそ、会員拡大と成長に力
を入れ、多くの仲間が集い、共に歩み続けられる環境づくりを進めていきます。
多様な価値観や背景を尊重し合える柔軟で活気ある組織文化を醸成することは、メンバ
ー一人ひとりの成長を促すだけでなく、組織全体の魅力を高め、対外的なブランド力を
強化していくことにつながります。
そして何より、ここに関わることが自分の成長につながり、ここにいることが誇らしい
——そう思える仲間が増えることで、「この組織に入りたい」と憧れられる強くしなやか
な団体を目指します。
JC運動の根幹には、メンバー同士の信頼と共感があります。どんな挑戦も、互いを理解
し支え合う関係があってこそ、前向きに取り組むことができます。
活動を共にする中で、それぞれの想いや価値観に触れ、意見を交わし合うことで、組織
の中に深いつながりと温かな空気が生まれます。そのつながりが、組織の魅力となって
人を惹きつけ、新たな仲間を迎え入れる力にもなっていきます。
一人ひとりの「想い」が響き合い、共鳴するような関係を築くことで、組織の活力と運
動の広がりが、より確かなものになっていきます。
備後国府まつりは、長年にわたり地域の人々に親しまれてきた、まちの象徴ともいえる
伝統行事です。世代を超えて多くの人が関わり、地域の誇りや絆を育んできたこの祭り
には、未来に継承すべき価値があります。
しかしながら、時代とともに人々の暮らしや価値観は変化し、参加のあり方や関心の持
ち方も多様化しています。だからこそ、今の時代に合ったかたちでまつりを見つめ直
し、参加しやすさや内容を柔軟に見直していくことが求められています。
誰もが「関わってみたい」と思える開かれたまつりを目指し、地域との対話や若い世代
との連携を大切にしながら、受け継ぐだけでなく、新たな魅力を加えた備後国府まつり
を創り上げていきます。
総務は、組織運営の要として、すべての活動を根底から支える存在です。表には出にく
いからこそ、細やかな配慮と安定した仕組みが、全体の信頼と安心感をつくり出しま
す。
挑戦を支える環境を整えることは、メンバーがのびのびと力を発揮できる組織づくりに
つながります。円滑な連携や柔軟な対応ができる体制を構築し、メンバー全員が気持ち
よく活動できる土台を築いていきます。
大きな動きの裏にある小さな支えを大切にしながら、組織を静かに支える力を育んでい
きます。
「がむしゃらに、一歩先の『明日』へ」——
この言葉は、ただの理想論ではありません。過去も未来も、人とのつながりの中で築か
れていくもの。
慈しみの心を持ち、情熱を絶やさず、仲間と共に歩み続けること。
その一歩一歩が、まちの未来を支え、確かな光をもたらすと信じています。
どうか皆様と共に、この道を歩めることを願い、府中青年会議所の理事長として、全身
全霊で挑戦してまいります。
一年間、温かいご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
そして最後に、「人の夢は終わらねぇ。がむしゃらに今を楽しもう!」