ごあいさつ

2016年01月01日 00時01分 事業報告

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平素は、一般社団法人 府中青年会議所(府中JC)に対しご支援ご協力を賜わり、心から御礼申し上げます。私は、府中青年会議所 第54代理事長 井上達也と申します。

われわれ府中JCは 府中市を中心とした地域において「明るい豊かな社会」の実現を目指し「ひとづくり・まちづくり」運動を展開する青年経済人の団体です。青少年育成事業、府中市街地活性化、リーダーシップ開発などの様々な分野において主体的に活動し、継続的なまちの賑わいの創出を目指しています。

 

 創立54年 目を迎えるにあたり、これまでの永きに亘る活動ができたのも、行政や企業、関連団体の皆様、市民の皆様、そして諸先輩のご理解とご協力の賜物です。地域の 皆様に支えられて活動させて頂いていることに感謝し、青年らしい潔さと勇気、そして覚悟を持ち「明るい豊かな社会」実現に向けて邁進していきます。

 また、地域から必要とされる団体である為にも、ホームページやフェイスブックなどを通じて、私たちの実施する事業や府中JCに対するご意見など、皆様よりご意見をいただければ幸いに存じます。

 本年度も一般社団法人府中青年会議所の活動に、皆様の変わらぬご支援とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

一般社団法人 府中青年会議所

第54代理事長 井上達也

2016年度 理事長所信

はじめに

府中青年会議所は本年度で創立53年を迎えます。ここまで続いて来られたのも、多くの諸先輩方のおかげであり、一年一年の積み重ねがあってこそ、今の府中青年会議所があります。我々が今まで以上に強く運動を発信し、地域にとってなくてはならない青年団体となるため、我々は過去の運動を引き継ぐと同時に、これまでの事業への取り組み方や姿勢を学び、今後の運動を考えていく責任があります。

近年、インターネットやスマートフォンの普及など、情報技術の発展により、社会・経済は変化し、人と人とのコミュニケーションの在り方も徐々に変化しています。簡潔に世界と幅広く付き合うことのできる今、我々はその技術を上手く使いこなし、先輩方から受け継いだ財産と融合させ、これまで以上にこのまちが発展することを願い運動を続けなければなりません。この地域のさらなる発展のため、人としてさらなる成長のため、今一度自分たちを見直し勇気と覚悟を持って挑戦していきましょう。

挑戦

挑戦とは“困難な物事や新しいことに立ち向かう”ことです。昨年、JC運動100周年となる節目を迎え、次の新しい時代に向かって我々ができる事、やるべき事、また、地域から期待されていることを今一度見つめなおし、設立当初の理念は継承しつつ今のこの地域に必要な運動を展開していかなければなりません。今までのやり方を変える、新しいものを作り出すには痛みが伴います。しかしその痛みは我々の成長の証でもあります。快くその痛みを受け入れこれから未来の府中青年会議所を作り上げるために挑戦しようではありませんか。

若者が集まるまちづくり

私がこの世に生を享けて今年で36年。住み育ったこの府中のまちは現在大きく様変わりしてしまった気がします。子どものころに感じたまちの賑わい、活気、そして人情。時代の変化といってしまえばそれまでですが、当時の活気づいていたまちの面影はありません。「古き良き~」という言葉があります。決してすべて昔が良かったというわけではありませんが、敗戦から高度経済成長期、そして現在へと先人たちのたゆまぬ努力によって今の時代が作られてきたことに感謝しつつ、謙虚に現状の分析をし、問題を解決していかなければなりません。

そして、これからのまちづくりには若者が必要です。若者のアイデアとエネルギー。いつの時代もあらゆる価値の根源となっていたのは若者でした。若者が自分で住み暮らすこのまちに誇りを持ち、未来を描ける、そんなまちを創らなければなりません。若者が集い、住みたいと思えるようなまちづくりに向かって我々もたゆまぬ努力を続けます。

まちづくりのための連携

まちの発展のためには我々だけでなく他の関係団体と一体となり問題解決に取り組むことが必要です。我々青年会議所は日々まちの発展のために運動を続けています。しかし、人口減少や景気の後退などの問題を抱える今の時代、一年で大きな変化をもたらすことは簡単なことではありません。より効果的に、より大きな成果を生むためにも我々だけでなく、行政や企業、関連団体とともにこのまちの未来を考え事業を構築しなければなりません。

先輩方が作り上げ、今までその思いを受け継いできた事業の一つに「まつり」があります。日本全国どのまちにもあるまつりですが、我々は今まで以上に府中らしいまつりを通して府中の魅力を発信し、府中のファンを増やし、この府中に住まう若者を増やしていきたいと考えています。そのためにも我々がまちの未来を描き、このまつりがどうあるべきかを見つめなおし構築していかなければなりません。

まちの未来を創るのはこのまちに住み暮らす我々の使命です。これから自分がどんなまちに住みたいのか、自分の家族や子孫にどんなまちを遺したいのかをともに考え、誇れるすばらしいまちを作り上げていきましょう。

会員としての自覚

我々は53年という長き歴史のある団体です。いままで受け継がれてきた府中青年会議所の決め事やしきたり。そういった我々の文化を今一度確認し、府中青年会議所会員としての自覚を持ち行動するべきです。

私たちは地域の未来のために活動しています。その活動を効果的に発信していくためにも、我々会員は知性と品格をもち、家族からも、会社の仲間からも、地域の人々からも愛され、尊敬される“人間力”を身につけなければなりません。自らの手で地域の未来を切り開く人財を育てるために、会員研修事業を通して人間力を向上させ、府中青年会議所全体のレベルアップを図ります。そんな努力を続けている私たちを見れば、新たな仲間も自然と集まってくるはずです。魅力ある青年で構成された私たちが、地域を輝かせる運動をつづけていくことが最大の会員拡大につながると考えます。

また、会員拡大は単純に会員を増やすことを目的としているわけではありません。共に活動してくれる仲間を「増やす」ことと、その力を「強化」すること“増強”が私たちの目的です。新しい仲間が私たちの運動を理解し、積極的に事業に参加してもらうためにも、入会後のケアが必要になります。会員の増加と強化を同時進行しながら府中青年会議所の力を高めていきましょう。

未来を考えた青少年育成

現代の子ども達は昔と比べ、日本人特有の相手を思いやる気持ちや自尊心、人間関係を構築する力などが低下しているように思えます。子どもが子どもらしく生き、笑顔と優しい気持ちにあふれた地域を創るためにも、日本人が元々持つ美しい精神性をまとった子ども達を育成しなければなりません。

そして、青少年の健全な育成には子を育てる親が自らを振り返り、見本となって示していかなければなりません。そのうえで、子どもの持つ力、成長する力を信じ、事業を通じて多くのことを学び、伝えていくことで、参加した子ども達がこのまちの良さを知り、「このまちに住みたい」「このまちのために何かをしたい」と思うきっかけとなるような事業を構築していく必要があります。

また、継続事業はただ継続するだけでなく、継続している理由を今一度確認するとともに、事業の立ち上げ時の理念を継承しつつ、新たな発想で革新を加え今のニーズに合った事業へと昇華させましょう。

おわりに

私たちは、幸運にもこの府中青年会議所に巡り会えました。青年会議所は人生最後の学び舎です。このチャンスを活かすか否かは自分次第です。過去と他人は変えることができませんが、未来と自分を変えることはできます。青年らしい潔さと勇気、そして覚悟を持ち、このまちの未来のために本気で向き合おうではありませんか。 この一年間、理事長として迷うことなく挑戦し、成長できるよう活動していきます。メンバー全員がひとつになり、力を合わせてさらなる成長ができるよう常に挑戦していきましょう。

基本方針

  • 若者が集まる活気づいたまちづくりの推進
  • 府中の未来を担う子ども達の育成
  • 市や行政と連携したまちづくりの推進
  • 輝いた人財の育成、発掘