新年のご挨拶

     平素は、一般社団法人府中青年会議所にご理解ご協力いただき、まことにありがとうございます。心より御礼申し上げます。私は2019年度理事長を拝命しております、平慶一郎と申します。どうぞ、よろしくお願い致します。

     私たちの団体は創立から半世紀以上に渡り、まちの「明るい豊かな社会」の実現に向け、様々な角度から運動を展開しております。まちの5年後、10年後を見据え、行政、企業、関係諸団体、そして、まちに住む人たちを巻き込み、しっかりとした目的を持ち、より大きな効果を出すための、うねりとなっていかなければなりません。

     同時に、私たちの運動を広く発信していくための、より効果的な広報を行い、皆様からの更なるご理解、ご協力を賜りたいと考えております。

     半世紀以上に渡って培われた伝統を踏まえつつ、時代に即した運動を行うため、青年らしく、自ら積極的に、そして大胆にして柔軟な発想を持ち、「明るい豊かな社会」の実現に向け、「進取果敢」の精神のもと、本年度も挑戦してまいります。

     本年度も、皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い致します。

     

     

     

     

    一般社団法人 府中青年会議所

     

      第57代 理事長 平 慶一郎

     

    理事長所信

     

     はじめに

    皆さんは自分が住み暮らすまちが好きですか?私たちの子どもが将来住みやすいまちだと思いますか?この問いかけを、私は青年会議所に入会してから考えるようになりました。私が子どもだった昭和の時代と比べ、まちの活気や子どもたちの数は目に見えるレベルで減少しています。少子高齢化、人口減少、核家族化、日本経済の長期低迷など、国や地方自治体が様々な政策でこれらの課題を改善しようと試みていますが、自分が住み暮らすまちを良くしていくのは、突き詰めると「私たち」です。

    にも子どもがいます。次世代を担うその子どもたちが将来、まちに誇りを持ち、愛着を持って暮らしていける環境を作るのが私たち世代の責任です。府中青年会議所が半世紀以上に渡り活動を続けてこられたのも、その時代において、柔軟な発想力で果敢に行動してきたからです。私たちは歴代の諸先輩からの想いを引き継ぎ、困難だと思うことにもリスクを恐れることなく、進んで取り組んでいく必要があります。今を生きる人はもちろん、次世代を生きる子どもたちが、まちに対して何を求めているのか、真剣に考えて行動していきましょう。私たちの柔軟な考えと果敢な行動が、明るい豊かな社会に必ず繋がります。

     

     進取果敢

       進取果敢とは、“自ら進んで物事を成す、決断力が強く大胆に突き進む”ことです。府中青年会議所は前年度に55周年を迎えました。新たな時代に向け私たちができること、やるべきことを、固定観念に囚われることなく、大胆かつ柔軟な考え方を持って取り組んでいきましょう。創立から続く想いを継承し、さらに発展させていくため、失敗や痛みを恐れることなく、自身の糧として成長していきましょう。私たちの成長が府中青年会議所の成長に繋がり、それがまちの発展に繋がります。

     

    新たな仲間のために

      私たちは、明るい豊かな社会の実現に向け運動を行っています。そこには会員同士の強固な一体感に基づいた組織力が不可欠です。特に近年、入会歴の浅い会員が増えた今だからこそ、強くそう感じます。会員が義務的に事業や会議に参加するのではなく、自らの成長に繋がるという想いを持って参加することに意義がありますが、私自身、入会当初は諸活動の全てに対して前向きに考えていたわけではありません。役職があるから参加する、といった考えもありました。しかし、先輩から誘われ実際に現地へ行き、自分が見聞きしていくことで、青年会議所には様々な人がいて、人によって考え方や価値観の違いがあることを改めて知りました。青年会議所は、“考え方や価値観の違う人間が集まって一つの事業を行っていきます。”そこには、自分の考えも及ばないことに巡り合うこともあり、それが自分の成長に繋がります。このことを、できるだけ早く知ってもらい、様々な運動、活動に積極的に参加してもらえるよう、学びの場、友情を育む場を創造していきましょう。

       

    新しい時代を生きる子どもたちのために

       時代が変わっても、私たちが子どもたちにするべきことに変わりはありません。それは“健全な心身の育成”です。そして健全な心身とは、体験によって得られるものだと考えます。体験で得た強烈なインパクトは、大人になっても忘れることはなく、子どもたちの人格形成に大きな影響を与えます。そして、直接体験したことを基に成長する過程で、その経験は自信に繋がり、自信はかけがえのない財産となり、心に刻まれます。また、自分に自信を持つことは、自ら考え行動できる豊かな人間力の形成にもなります。これらは、子どもたちが大人に成長していく中で、自分の道を自分で切り開く力を養うことにも繋がります。今を生きる子どもたちが求めているものを真剣に考えるためにも、子どもたちと積極的に関わっていきましょう。子どもたちの健全な心身の育成を行うため、今を生きる子どもたちが時代を生き抜く力を養うため、最良な環境を作っていきましょう。

      

    会を増強するために

      私は青年会議所活動をする上で、会員の数は力だと考えます。同じ発信でも、一人より十人、十人より百人と、多くの人間が同じことを発信すると、それは目に見える力になります。また人が増えるごとに、多様な考え方や新しい手法に触れることもでき、私たち会員にも良い刺激が与えられ、結果として会の成長にも繋がります。

    近年、府中青年会議所での会員拡大は、“必ず目標をクリアする”という、担当者の強い意志と行動力が会全体に影響し、良い流れが続いています。この良い流れを継続していくためにも、まずは私たちや青年会議所に魅力がなくてはなりません。私が考える青年会議所の魅力とは、1年ごとに役割が変わり、新たな役割に挑戦することで得られる成長の場、そして、志を同じくする仲間と切磋琢磨できることです。40歳までという、限られた時間の中でしか活動はできませんが、本気で活動していけば、必ずや自分にとって意味のあるものになります。この価値観に共感できる人財を一人でも多く増やしましょう。また、会員拡大とは単に人を増やすことではなく、会を“増強”することです。新しく入会した仲間が積極的に事業に参加できるよう、しっかりとしたフォローをしていきましょう。

     

     未来へ続くまつりのために

       近年、備後国府まつりは、夫婦で行きたいまつり、若者が集まるまつり、子どもを連れて行きたいまつりなど、その年によってテーマを変えて開催されました。しかし元々は、“このまちの発展と活性化”を旨として行われています。テーマは変わっても想いは変わりません。まつりの盛り上がりは、そのままそのまちの盛り上がりに繋がります。私たち府中青年会議所は本年度も、まつりを盛り上げるべく、関係諸団体と連携し、地域性を活かしたまつりにするため、既存イベントの見直し、そして、“盛り上がるまつりには必ず目玉になるものがある”という考えを基に、このまつりを開催していきます。また、これらを市内外に広く発信するための広報も行っていき、まつりの魅力を最大限に生かします。そして、まつりは継続事業であることから、毎年の検証がとても重要になります。私たちの考えがまつりの盛り上がりに繋がったのか、次年度以降にも続くこのまつりを、今後も発展させていくため、しっかりとした検証を行い、さらに盛り上がるよう、次のまつりへ繋げていきましょう。

     

     私たちの故郷のために

    まちづくりは人によって、また、世代によって違います。その中で私が考えるまちづくりのポイント、それは次世代のまちの主役である“若者”です。若者たちにとって、そのまちに住む魅力は何なのか、自分たちが住むまちに愛着を持ち続けてもらうには何が必要なのか。まちの現状や課題を知り、未来を見据えて今、私たちがしなければならないことを考え実行していかなければなりません。そしてそこには、様々な人たちの発想力、想像力が必要になります。若者と私たち、そしてさらに多世代と共通の認識の話題を持ち、世代間交流を促進させていくことが、地域の活力にも繋がると考えます。様々な人たちを巻き込みながら、共通の目的をしっかりと持ち、ともに明るい豊かな社会を実現していくためにも、今を生きる若者がまちに何を求めているのかを、真剣に考えていきましょう。

     

     果敢に挑むリーダーになるために

       私たちはまちのリーダーとして、そして会社のリーダーとして日々活動をしています。では、リーダーとは何かを考えた時、自分の中での答えは、“常に思いやりの心を持って周りに接し、できない言い訳を探す前に何事にも果敢に挑む人”です。また、他への模範となるため、品格ある行動を常に心がけなければなりません。一人一人がそういう意識で行動を続けていると、自然と周囲も同調していき、人と人が良い影響を与え合う好循環が生まれます。この好循環こそ、会の成長を支える土台であり、人や時代が変わっても変えてはいけないものです。私たちは人に、まちに良い影響を与え続けることが重要です。先輩が良い影響を与え後輩が成長し、後輩も先輩に影響を与える。これこそが“ひとづくり”です。人と人が助け合い高め合う、そういう組織づくりを目指します。

    私たちは折角この府中青年会議所という“最後の学び舎”にいるのです。40歳までという限られた時間を、どう活かしながら使うか、何を自分の成長とするか、本気で学び自分を高めていきましょう。

     

     おわりに

       私はこの府中青年会議所に入会して、たくさんの方から良い影響を受けました。その影響から、何事にも積極的に行動するようになり、人間的にも成長できたと実感しています。この経験を自分の後に続く人にしっかりと引き継ぎ、その人がさらに次に引き継いでいく。そうすることで、府中青年会議所が今後もまちから必要とされる団体であり続けることができます。自分のため、まちのため、本年度は自ら積極的に、そして、果敢にして柔軟に行動していきましょう。

     

     本方針

     ●まちに住む人たちのために(奉仕)

     ●私たちの成長のために(修練)

     

     ●仲間のために(友情)